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トルコ/アーズカラ・ハン(隊商宿)

 トルコ旅行の途上、ネブシェヒルからアクサライへの道筋にあるキャラバン・サライ(隊商宿)
 古代都市間を結ぶ道沿いには、一日行程程度の距離をもって通称・キャラバン・サライとよばれる宿が連なっていたという。
 主に、その国ら王あるいは在地の有力者が建てたもので、旅の商人らに安全な宿を提供するとともに、各地の情報を聞き、宿での商取引に便宜を与え、そこからの税を取りたてるという一石数鳥の効果を持つものだったという。

 キャラバン・サライは、宿というより砦といってもいい形状をもつ施設で、ここアーズカラ・ハンも周りを高い石の壁に囲まれた頑丈な建物が、広い平野の中にポツンと建っていた。

 一ヶ所ある入口を入ると中庭があり、その中央に礼拝堂が建ち、周囲には、角柱が林立し、数カ所の明かり取りの天窓から射しこむだけの殺風景な広間が取りまいている。

 この広間にラクダや馬といった動物を休ませ、人は、冬場には動物とともに夏は中庭の周りの壁際の窪みで休んだという。
 今では、旅先での人と動物との同宿など想像できないが、当時にあっては、外敵の襲来におびえながらの野宿と比べると天国だったのかもしれない。


アーズカラ・ハン正面全景
出入り口は右側一ヶ所のみ
 
 
出入口
入口上部は
幾何学模様で飾られている
 
中庭にあった礼拝所
内部にはミフラーブの壁龕跡が残るだけ

角柱が林立するだけの広間と
明かり取りの天窓 
 
壁沿いに設けられた
夏場の宿泊施設
 
道中でみたキャラバン・サライ
放置され、かろうじて外観のみが残っている

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