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宇佐の原信仰/大元神社
宇佐市西馬城大字正覚寺字大元山
祭神−−応神天皇・比売大神・神功皇后
                                                                2008.10.12参詣

 大元神社は御許山山頂近くの狭い平地に鎮座する。東及び西から徒歩にて登れるようだが、地理不案内のためタクシーを利用。車一台やっとの山道を揺られること約30分、9合目近くの旋回場で下車、徒歩10分弱で神社に着く。

 狭い境内の奥まった処に拝殿と、その左右に並ぶ古い石燈籠のほかは何もなく、通常の神社にあるような本殿はない。信仰の対象は、三女神が降臨したとされる御許山(あるいは山頂の磐座)で、奈良・大神神社などと同じく、背後の神奈備山を対象とする古代信仰の形を今に留めている。
 拝殿から覗くと、『奥宮』との神額を掲げる鳥居が見え、その奥の山中は禁足地となっている。拝殿左手から裏手に回ると、石柵の中に2基の古い灯籠(一基には、元禄元年辛巳-1701-との銘あり)が立ち、苔生した狛犬一対が座っている。拝殿の左右には古い石燈籠が並んでいる。形など面白いものが多い。

大元神社・拝殿
大元神社・拝殿
大元神社・奥宮の鳥居
同・奥宮の鳥居
大元神社・奥宮入口
同・奥宮入口

 大元神社は宇佐神宮の摂社との位置づけで、神宮写真集には
 「この大元神社は、神代に比売大神が御降臨になった神域であり、また八幡大神が小椋山に鎮座される前の霊行の場所であるから、大元神社といわれている。祭神は御本宮と同じ」
とあり、三女神を比売大神に当てている。かつて、この辺りにあったと思われる仏寺についての記述はない。
 当社の創建時期などに関する資料は見当たらない。神宮写真集にある江戸時代の「奥宮御許山図」に見えないことからすると、明治初年の神仏分離によって、当山にあった正覚寺などが廃寺となった後の創建かもしれない。

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