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宇佐神宮・摂社/大根川社・田笛社

 大根川・田笛の2社は、八摂社に属し行幸会の巡幸地ではあるものの、両社とも古代の豪族・宇佐氏関連の古社というだけで、祭神・創建時期などに関する資料・伝承は見当たらない。その所在地も、宇佐市の東部に田笛社・西部に大根川社と離れており、旅程の都合で田笛社は訪れていない。

【大根川社】
 宇佐市佐野
 国道10号線を西進、中津市との市境近く(約600m)、国道の南側に鎮座する。国道から田圃を挟んだ先、こんもりした森の脇に鳥居が見える。

宇佐神宮・摂社/大根川社・拝殿
大根川社・拝殿
宇佐神宮・摂社/大根川社・本殿
同・拝殿

 当社に関する資料・文献はほとんど見当たらないが、管見のかぎりでは、託宣集(遊化部)
 「大禰河−−古老伝に云う。大根川也。大御神御修行の昔、この川辺で大根を召されたので、この名という。社有り、祀あり」
とある。託宣集には“大禰川”(オオネカワ)とあり、オオネとの読みに同音の“大根”の字を充てたことから、“大根川の川辺で大根を召された”という古伝が生まれたのであろう。
 古く、宇佐氏か宇佐氏に属する小首長が祀っていた社を、大御神が巡幸したとの伝承から、行幸会のなかにひきついだものであろう。

【田笛社】
 JR日豊本線・宇佐駅の東北約2.5q付近の、豊後高田市内・国道10号線沿いに鎮座するようだが、現地を訪れていないので詳細不明。
 当社についても、託宣集(遊化部)
 「田布江(タフエ):豊前豊後境−−古老伝に云う、田笛也。大御神御修行の昔、この所で田笛を吹き、田飯を得られます故に、こう云うなり」
とあるだけで他に見えず、詳細不明。社殿について記されていないから、祭祀時のみに仮の祭壇を設ける古い祭祀形態を残すものかもしれない。“田笛を吹く”の意不明。

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